消化管静脈瘤・難治性腹水データベース作成の意見公募について
平成30年2月9日
日本門脈圧亢進症学会
理事長 小原勝敏
データベース委員会委員 吉田 寛
消化管静脈瘤、肝性腹水、肝性脳症、特発性細菌性腹膜炎及び肝腎症候群などの門脈圧亢進症に伴なう合併症は、予後に大きく関与することが知られております。なかでも消化管静脈瘤は、破裂により致死的な経過を辿るため、薬剤、内視鏡、IVR及び外科手術等の集中的な治療が、患者の状態に合わせ行われる必要があり、肝性腹水に対する利尿剤投与も、体液の喪失が過剰であれば、腎不全や肝性脳症を引き起こすことにつながるため、臨床症状に応じて適切な治療が求められております。
これまでの、門脈圧亢進症に合併する消化管静脈瘤や肝性腹水の治療は、各施設からの報告を中心に治療指針の作成がなされてきましたが、学会として再評価をすることの必要性が求められ、大規模な多施設によるデータベース作成の運びとなりました。
つきましては、データベースに定める根拠となる趣旨や検査項目が適切なものとなるようするために、本学会評議員の方を対象に、意見公募とさせていただきました。
<意見公募手続>
・データベース計画書概略 (ダウンロード)
・データベース案 (ダウンロード)
・意見のフォーマット (ダウンロード)
・意見提出期間:平成30年3月20日(火)
<お問い合わせ先・意見提出先>
日本門脈圧亢進症学会事務局
研究事務局
学校法人 北里研究所 北里大学病院 消化器内科 日高 央(研究事務局代表)
〒252-0374 神奈川県相模原市南区北里 1-15-1
TEL:042-778-8111 FAX:042-778-8390
E-mail: gvra-discussion@umin.ac.jp
<難治性腹水・消化管静脈瘤データベース作成の今後の予定スケジュール>
2018年2月~3月 | 意見公募を公表 (ホームページ及びメール配信) |
2018年3月 | データベース案最終確定 |
2018年4月 | データベース運用 参加施設登録開始 |
2018年10月 | 日本門脈圧亢進症学会総会 中間報告 |